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地球千鳥足 №102 [雑木林の四季]

珍遇奇遇は個人旅の醍醐味  ~ブラジル、バルト三国~ 

                   グローバル教育者・小川地球村塾塾長  小川彩子

珍遇4か国で、5回目は東京で!:ブラジル在住夫妻
 旅で見知らぬ人と話し友達になることが多いが、会話のきっかけは五感や好奇心からだ。筆者夫婦が呼びかけることが多い。ここに登場するブラジル在住の栗原夫婦にはヨーロッパはバルト海峡沿いのバルト3国、エストニア、ラトヴィア、リトアニアを旅した折、エストニアのバスチケット売り場で会った。我々と似たような齢格好の旅好き栗原夫妻だったので立ち話をした。あちらはブラジル在住、当方はアメリカ在住、お互い共通な友達を持っていたのが驚きだった。筆者の会社のブランチがブラジルにあり、その社員たちとこの夫妻は付き合いがあったのだ。次に会ったのはラトヴィア旧市街の街角。「小川さん!」と、彼ら夫婦が我々を見つけてくれたのだ。何の打ち合わせも無くお互いラトヴィアに来ていたのだった。休みなく歩き回っている身、よくも同時刻にすれ違ったものだ。この夫婦とはリトアニアでも空港で会い、バルト3国で予期せず3回も遇ったのだった。地球うろつき夫婦同志印象に残り、メールアドレスだけを交換し、ブラジル再会を約して別れた。1年後、ブラジル訪問時には夫人に移民史料館など案内してもらい、初めてお互いの素性や経歴を語り合った。その2年後には国分寺で会った。何と地球を一周して5回目が東京、5か国で計5回会ったのだからご縁も特別だろう。海外生活の自伝的随筆集を上梓されたが著作内容も夫の本と似ていた。両夫婦とも日本に拠点があり、定年後も日本とアメリカやブラジルと、2文化の行き来を繰り返し、老後に変化を付けて楽しむ生活だ。次はどの国で会えるだろう。天国に近いといわれる南太平洋のニューカレドニアあたり、新婚気分で天国からのお迎えを待つのはどうだろう。楽しみだ。

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                   5ヶ国で計回、5回目は東京で会った栗原夫妻と

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  日本からの最初の移民船、笠戸丸が着いたサントス港にある日本移民上陸100周年記念碑

ドミニカ行き機内での奇遇:ブラジル在住の紳士
 アメリカはマイアミ発、隣り合わせの乗客は日本人風、話しかけたら日本語は片言だけでその後の会話は英語。ブラジル生まれの2世セゴシさん。ドミニカにはある組織の代表としての参加だった。ドミニカ共和国は中米の旅を終えた我々夫婦がカリブの島に関心を持った最初の国だった。到着場所がリゾート地であることは知らず、彼、セゴシ氏がホテルの予約を手伝ってくれた。ホテルは部屋から水着で海まで行ける上、各イベント会場には無料バスがあるレジャーランド、飲食費は宿泊費に含まれ、3ヶ国ほどの料理を自由に選べた。セゴシ氏とは彼の会議場で会い、休憩時間に楽しく語り合い再会を約した。
 ここに紹介した珍遇奇遇はいずれもブラジル在住の人だったので同じ年に会いに行った。セゴシ氏の住まいはマンション、各娯楽システムが利用出来て豪勢だった。近くのご生家も案内されたが、成功した移民の見本を見た思いだった。後年、大学生の息子が日本にアルバイトに来た折鎌倉を案内し、我が家にも泊め、今もフェイスブックの友達だ。2組とも交友は継続している。珍遇奇遇のロマンは今後も起こりうる。良い体験は生涯の宝だ。

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登山鉄道でSerrat山へご案内頂いたセゴシ夫妻と

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