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ペダルを踏んで風になる №7 [雑木林の四季]

最初で最後のサイクリングイベント

                           サイクリスト・サイクルショップ「マングローブ」店主  高橋慎治  

実は、サイクルイベントの中でもとっておきのジャンルがありまして、まさに最初で最後のサイクリング!
開通前の高速道路を走れるサイクリングイベントが先日11/26(土)、27(日)の両日に静岡県で開催されました。

2012年初夏に開通を迎える新東名高速道路上、御殿場ジャンクションから三ケ日ジャンクションまでの162Km区間の開通記念関連イベントとして、駿河湾沼津サービスエリアを拠点に西へ新富士インターチェンジ、新清水インターチェンジ、新静岡インターチェンジをつなぐ往復約90Kmの区間で、土曜日はロードレース、日曜日はサイクリングと駿河湾沼津サービスエリア前の特設周回コースによるエンデューロレースが行われました。

静岡県は日本を代表する名峰富士山を有する自然豊かな土地で、私の母校でもあります日本競輪学校や(財)日本サイクルスポーツセンターなどの自転車関連施設があり、自転車競技も盛んな地域でもあります。
また、今年10月には(財)日本サイクルスポーツセンター内に日本で初めての屋内板張自転車競技場も完成し、日本への自転車競技のワールドカップ誘致など活動も活発になっています。
さらに、今大会は(社)日本競輪選手会静岡支部の現役競輪選手や(社)日本自転車競技連盟などが協力し、土曜日のロードレースでは国内トップクラスの実業団エリートレーサーの参加や2012年に復活する女子競輪の選手の卵である日本競輪学校女子生徒も参加し大会に花を添えました。

そして今回は、東日本大震災復興支援として参加費からの義援金や被災地の子どもたちを大会に招待するほか、スポーツ文化の普及、道路沿線地域の振興、自転車を活用したライフスタイルによる環境への配慮など現代を取り巻く状況の改善も目指しています。

私が参加したのはもちろん日曜日のサイクリングの方で、お客さんたちと一緒に参加してきました。
実は前週に開催された開通記念関連イベントのマラソン大会において大会運営が例を見ないほどお粗末だったことから、今大会参加において大変不安の大きい難儀なイベントを予想していました。
結果からお話すれば、大会前の不安も概ね解消され楽しい有意義な大会だったと実感しています。
朝のトイレなどでは多少待たされましたが、スタッフの的確で迅速な対応でトラブルも感じませんでした。

夜明け前の辺りの暗い時間に受付を済ませ、集合時間にスタート地点に向かいます。
日曜日のサイクリング参加人数は約8,000人!!ですから自転車と人のおびただしい数・・・
こんなに自転車乗りが集まっているのか!?と、恐々としているうちにまんまとスタート遅刻で出遅れです。
まあ、そこはサイクリング♪ 流れにのって無事スタートです!

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まずは西へ下り車線を行きますが左手に駿河湾、右手に富士山と、走るは真新しい高速道路で、なんとも贅沢なサイクリングの始まりです♪
皆さん、眺めの良いところでは停まって記念撮影です。
新東名高速道路が開通してしまったら自転車で堂々と走行できることはありませんから、のんびりと踏み締める様に噛み締める様に進んで行きます。
参加者の間では「コースは殆んど平坦」なんて言っていましたが、たしかに自動車の感覚で勾配率を考えればの話で実際はアップダウンの連続で練習不足の方や経験の少ない方は苦労されたことでしょう。
ただ、当日は朝から夕方まで富士山を拝んでいられるほどの好天に恵まれ、気温もサイクリングで汗をかくには丁度良い心地良さでした。

今回の私の参加車両は初乗りのマングローブ・バイクス・オリジナルロードフレームで仕立てたツーリング車で、前後にキャリアを装着してバッグを携えました。
バッグに食料満載で車重は20kg程だったでしょうが、乗り心地や走行感、自転車としての基本性能は価格以上の出来栄えに胸を張れる実感がありました。

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さてさて、程よく走れば程よくお腹も空いてまいります。
私たちも絶景スポットにて補給です。
まずは富士山をバックにドーナツをぱくり! うぅまい!!
仲間にもとっておきのドーナツを振るまい、皆ニコニコ顔です。
嵩張る思いでしたがこだわって持ってきた甲斐がありました。
何せ大会前の不安を打ち消す準備と装備ですから、食べ物と飲み物は余裕の量を持ってきました。
今回のイベントは富士山を見ながらの高速道路サイクリングですから、走りやすいのは当たり前です。
自転車に乗ること+αを楽しめた者勝ちですね!

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サイクリングに戻りますと、私自身は自動車で高速道路の走行経験はかなりありますが、実際の高速道路サイクリングは自転車の車体や速度でないと分からないことや実感しにくいことが多くありました。
高速道路は地形に大きく影響されないように高架になっている箇所が多くあります。
そういう区間は結局橋と橋をつないでいる様なもので、地震などの自然災害に影響されにくい仕様でそんなジョイントも自動車のタイヤだと問題ないでしょうが自転車のタイヤだと隙間にはまってしまう恐れがありました。

途中の富士川トンネルでは長さが4km以上もあり、下り車線ではトンネル手前から新清水インターチェンジまで延々と登り坂です。
富士川トンネルは下り車線は全部登り、上り車線は下り坂と文字にすると紛らわしいですが、最近の長いトンネルはトンネル内で携帯電話のアンテナが立つんです!
おかげで、トンネル内からでもはぐれてしまった仲間との連絡がとれて助かりました。
時間的な絡みもあって新清水ジャンクション手前で折り返しましたが、復路は往路で下り坂だったところは必ず上り坂です・・・
ただし、復路は富士山と向き合いながらのサイクリングですので眺めはスバラシイの一言です!
景色も良く、道路も良く、お腹も満たされて、自転車の走りも最高で! パンクや転倒の事故もなく無事に西に傾く夕日のなか駿河湾沼津SAにゴールしました。

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普段自転車で走る一般道と自転車で走れない高速道路の造りは色々な違いを感じました。
今回のサイクリングは最初で最後の大変貴重な体験が出来たと思います。
このようなタイミングで新東名サイクリングに参加できたことを心から感謝致します。
ありがとうございます。

【ツール缶】
トンネルの中や夕方・夜道では自転車もライトを点灯しなければなりません。
前を照らすヘッドライトは常時点灯のものが前照灯で、点滅式のものは補助灯という意味合いになります。
特に晩秋から冬にかけては日照時間も短くなりますのでテールライトの着用は特におススメ致します。
テールライトは点滅式でも点灯式でも構いませんが、自発光タイプのものが良いです。
道路を走る車両において夜間はライトの点灯と同時にテールランプも点灯状態になります。
自動車のドライバーは光っているテールライトを車両と認識している傾向が強いため後反射鏡だけの自転車ではライトの照射範囲に入って初めて確認が出来ますので発見が遅れがちになります。
自転車は夜道では自動車に案外見えていないかもしれません。
暗くなったら走らない方でもトンネル内などでの自己防衛の為にもテールライトの装着は必須でしょう。


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