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知の木々舎お披露目Ⅱ [アーカイブ]

DSC00299.JPG 4月18日、津田塾大学と読売新聞立川支局共催の市民講座に参加してみました。2年ぶりの小平の津田のキャンパス訪問です。今回の講座、「ユビキタス」、「女性研究者支援」、「言語とコミュニケーション」、「人生論」などのテーマを掘り下げる9回の連続講座。今日はその初回、学長の特別講演は、「津田梅子とアメリカ」。ホールは800名の参加者で埋まりました。男性が半分以上。大学の予想をはるかに超え、あわてて資料を追加印刷するというほどでした。
梅子の掲げた建学の精神は、「グローバルに、そしてローカルに生きる」です。在学していた40年前の私に戻って、久しぶりに、津田の心に触れました。一年先輩の飯野学長は、どんなときでも社会との接点を持て。それは必ずしもキャリアを積むというだけでない。社会の中に、自らをはぐくめ。それが「梅子」の教えだと訴えるのでした。

特に男性の受講生にとっては目新しい様子で、熱心に質問していました。
域内に大学を抱える町の市民は得だなあと思いながら、終了後、学長の飯野先生に手製の名刺を渡すことに成功。企画広報課にメールで講師依頼ができるところまでこぎつけました。先生方はお忙しいので時間があえばという前置きではありますが。

立川の我が家から小平まで自転車で30分ほど。この季節、玉川上水は1年で一番美しい時を迎えます。
4年間キャンパスの中にある寮に住んで、空気までが緑に染まるような気分を、そういえば文章にした頃があった。卒業して再び津田の近くに住むようになるとは思ってもいなかった。今は学生ホールになっている元松林の
中を、分厚い原書を抱えて背筋をまっすぐにして歩いている私を覚えているといってくれた友人がいたが、社会にうって出る野心を胸に、それ以上に学べる喜びに満ちていたあの頃、たぶん今の中高年の誰もが同じ思いをもっていたのだと思う。年を経て再び学び続ける気持ちを取り戻した人々が「知の木々舎」に集う様子をを想像するだけでも楽しい。「知の木々舎」はそんな人のためののサークルです。


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